こんにちは、「知識で稼ぐ読書部屋」ちかどろです!
今回は、20万部を超えるベストセラー『嫌われる勇気』の続編として書かれた、『幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII』をご紹介します。
前作でアドラー心理学の基本を学んだ“青年”と“哲人”の対話が再び始まる本書は、
「自由に生きること」=「他者からの承認を手放すこと」という挑戦的なテーマに真正面から向き合う一冊です。
書籍概要
- 書名:幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教えII
- 著者:岸見 一郎・古賀 史健
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発売日:2016年2月26日
- ページ数:296ページ
- ISBN:978-4478066119
要約:アドラーが語る「幸福」とは
1. 承認欲求を捨てる=幸せになる勇気
アドラー心理学では、「他者からの承認を求める生き方」こそが不自由の原因であると説きます。
本書では「承認欲求は不要だ」と断言し、自分の価値は他人ではなく“自分で決める”ことを促します。
2. 自立と共同体感覚の両立
「自由に生きる」ことと「わがままに生きる」ことは違う。
アドラーは、「自分の信念で生きながら、社会の中で役立つことをする」という両立を重視します。
3. 愛とは「与えること」
本書後半では、愛と教育の本質にも深く踏み込みます。
愛とは所有でも依存でもなく、「見返りを求めず与える行為」であり、それが人間としての成熟につながると語られます。
読後の感想:生きる“覚悟”を問われる哲学書だった
『嫌われる勇気』に衝撃を受けた私にとって、『幸せになる勇気』はより内面に深く刺さる一冊でした。
「他人の承認がなくても、自分を信じて生きられるか?」
この問いに真正面から向き合うことは、想像以上に苦しくもあり、しかし清々しくもありました。
特に、「愛は与えるもの」という考え方は、人間関係における“執着”を手放すヒントとなりました。
活用法・メリット:こんな人におすすめ
- 人間関係に疲れている人:他者からの評価に縛られない思考が身につく
- 承認欲求から自由になりたい人:“自分軸”をつくるきっかけになる
- 教育・子育てに携わる人:「ほめる・叱る」を超えた関わり方が学べる
- 自立と愛を両立させたい人:“成熟した人間関係”のあり方が見えてくる
まとめ:幸せには“勇気”が必要だ
『幸せになる勇気』は、「自由に生きる=自己中心的」ではないと教えてくれる本です。
むしろ、“他者と共に生きながら、自分を裏切らない”という、静かで力強い生き方を提示してくれます。
自分を信じること、他人を信じること、人生を信じること。
それらすべてに必要なのが、「勇気」なのかもしれません。
迷いや不安の中にいる人へ。
この本が、あなたの背中をそっと押してくれるはずです。

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