導入:知識で稼ぐ読書部屋 × “思考術”
こんにちは、当ブログ「知識で稼ぐ読書部屋」の管理人ちかどろです。
「行動力はあるのに、なぜか成果が伸びない」「正しいはずの決断があとで裏目に出る」──そんな “思考のつまずき” を感じた経験はありませんか?
今回は、スイスのベストセラー作家 ロルフ・ドベリ 氏が、心理学・行動経済学・神経科学の最新知見をまとめた話題作 『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』(サンマーク出版)をご紹介します。
書籍概要
- 著者:ロルフ・ドベリ(Rolf Dobelli/世界47言語で翻訳される作家・実業家)
- 翻訳:安原実津
- 出版社:サンマーク出版
- 発売日:2019年4月1日
- 仕様:ソフトカバー/478ページ
- ISBN-10:4763137247 ISBN-13:978‑4763137241
- 寸法:12.8 × 2.3 × 18.8 cm
ベストセラー『The Art of Thinking Clearly』の続編的位置づけで、“良い人生”を送るために避けたい52の思考エラーを1章6〜8ページでさくっと学べます。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
要約:52のツールを4つの柱で整理
① 認知バイアスを見破り「事実」と向き合う
代表格は「サバイバルバイアス」。成功例ばかりに注目して失敗例を無視すると、確率を誤読してリスクを過小評価します。本書は各バイアスの背景を実験研究で示し、「自分も思い込みの罠に陥る前提」で決断プロセスを設計するよう提案します。
② 感情をメタ認知し「冷静」を保つ
行動経済学で有名な「プロスペクト理論」から、人間は損失を過大評価する生き物だと解説。「不安を感じたら決断を延期する」「気分が良い日に重要な契約を見直す」など、感情と判断を切り離す具体策が豊富です。
③ 長期視点で「重要な少数」に集中する
80対20のパレート原則を応用し、「人生の成果の80%は、たった20%の行動から生まれる」と強調。TODOではなく“NOT‑TODOリスト”を作り、ノイズを削ぐことが高パフォーマンスへの近道だと説きます。
④ 情報ダイエットで「思考の容量」を守る
ドベリ氏は“ニュース断ち”を提唱することで有名です。フロー情報よりストック情報(書籍・論文)を選ぶと、脳のワーキングメモリが温存され、本当に大切な意思決定に集中できる──この考え方は働き方改革とも相性抜群です。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
読後の感想:共感・学び・行動の変化
読み終えてまず驚いたのは、「知っているつもり」だった認知バイアスが 日常の些細な選択 にまで影響している事実です。たとえば、私はブログ記事のネタをPV(成功事例)で選びがちでしたが、本書を読んでからは検索インプレッションが少ない記事(失敗例)を分析し直すように。結果、クリック率が1.4→3.2%へ改善しました。
また“NOT‑TODOリスト”を実践したところ、毎朝の「メール巡回」→「アウトライン作成」優先に切り替え、午前中に執筆が完了する日が2倍に増加。思考の質は、情報の入口を制することから始まると痛感しました。
活用法・メリット:読者が得られる3つの変化
- 判断ミスの劇的減少…バイアスを棚卸しし、意思決定フローに「待機時間」や「第三者レビュー」を組み込める。
- 時間と集中力の最適配分…NOT‑TODOリストで無駄なタスクを排除し、創造的作業にブロックタイムを当てられる。
- 感情に揺さぶられないメンタル…感情のメタ認知を習慣化し、投資・キャリア・人間関係の長期目標にコミットしやすくなる。
まとめ:あなたの“思考の大掃除”を今日から
『Think clearly』は、情報過多の現代で「考えなくても流される」私たちに、“考える手順”そのものを与えてくれる一冊です。
もし「正しい行動」の前に「正しい思考」を手に入れたいなら、まずは本書を手に取り、NOT‑TODOリストを3項目書き出してみてください。
その瞬間から、あなたの24時間は“本当に意味のあること”のために再配分されます。

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