こんにちは、「知識で稼ぐ読書部屋」ちかどろです!
今回は、お金にまつわる感情・行動・習慣を見つめ直したい方にぴったりの一冊をご紹介します。
それが、全世界100万部超のベストセラー、Morgan Housel(モーガン・ハウセル)著『The Psychology of Money』です。
お金の本なのに、数学でも経済学でもなく「心理学」からアプローチしている点が本書の最大の特徴。
人間の欲、感情、判断ミス……つまり“人としてのお金の使い方”に鋭く切り込む内容となっています。
書籍概要
- 書名:The Psychology of Money: Timeless Lessons on Wealth, Greed, and Happiness
- 著者:Morgan Housel
- 出版社:Harriman House Publishing
- 発売日:2021年3月2日(Reprint版)
- ページ数:242ページ(英語版)
- ISBN:978-0857199096
要約:『The Psychology of Money』の本質に迫る3つのレッスン
1. 「お金の知性」はIQではなく“感情の扱い方”
富を築く上で最も重要なのは、高度な金融知識よりも「一貫した行動」「リスクとの付き合い方」「欲望のコントロール」であると著者は断言します。
つまり、「お金との関係性」は性格の問題。どれだけ合理的であろうと、人間は感情に左右されるのです。
2. 「成功」は運、「失敗」も運:他人の真似ではうまくいかない
成功者のストーリーに飛びついて真似しても、同じ結果になるとは限りません。
なぜなら、お金の世界では「運」と「タイミング」が大きな影響を持つからです。
だからこそ、自分にとって納得できる戦略を築くことが、お金に対する安心感や満足感につながります。
3. 「十分である」と言える人が最も豊か
もっと、もっと、と求める気持ちは尽きませんが、「Enough(これで十分)」と思えるラインを持つことこそが、真の幸福と安定の鍵だと著者は説きます。
それは、「お金=自由を買う手段である」という考え方にも通じています。
読後の感想:投資本ではなく“人生哲学書”だった
読み進める中で驚いたのは、本書は数字の話ではなく、人間そのものの話だったということ。
「なぜ浪費してしまうのか?」「なぜ他人と比べてしまうのか?」といった日常的な悩みに対して、「心理」からのアプローチが極めて論理的かつ納得感にあふれています。
特に心に残ったのは、「最大のリターンは、お金そのものではなく“静かな心”である」という言葉。
豊かさとは、数字では測れないものだと、改めて気づかされました。
活用法・メリット:自分の「お金観」をアップデートしたい人へ
- 投資初心者:焦りや恐れから解放されるマインドが得られる
- FIRE志向の人:“自由と幸福”の関係を明確に理解できる
- お金に罪悪感がある人:「お金=人間性の拡張」という視点が得られる
- 成功を急いでいる人:長期視点と“今ここ”のバランスを学べる
まとめ:「お金の使い方は、生き方そのもの」
『The Psychology of Money』は、資産を増やすためのハウツーではなく、「お金を通じて、自分とどう向き合うか」を教えてくれる本です。
社会が変わり、価値観も揺らぐ中で、本書はあなたに「自分なりの豊かさ」を築くヒントを与えてくれるでしょう。
これからの時代、お金の正解は一つではありません。
「静かな心」と「選べる自由」を手に入れるために、まずは自分のお金観を整えてみませんか?

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