こんにちは、「知識で稼ぐ読書部屋」ちかどろです!
今回は、「お金を貯める方法」ではなく、「お金をどう使えば、人生が充実するのか?」という視点から語られるユニークなマネー本をご紹介します。
それが、作家・工学博士として知られる森博嗣(もり・ひろし)氏による『新版 お金の減らし方』です。
本書は、資産形成や投資では語られない、「お金の本質」や「お金に対する心の在り方」に切り込む哲学的マネー論。
読む人の価値観を静かに、しかし確実に揺さぶってきます。
書籍概要
- 書名:新版 お金の減らし方(SB新書 657)
- 著者:森 博嗣
- 出版社:SBクリエイティブ
- 発売日:2024年6月7日
- ページ数:256ページ
- ISBN:978-4815626235
要約:森博嗣が語る「お金に縛られない」生き方のエッセンス
1. お金とは「自由を得る手段」である
著者は、お金の目的は「安心」ではなく「自由」だと語ります。
貯めることに固執すると、かえってお金に縛られ、「何のために生きているのか」が見えなくなってしまうのです。
2. 「減らし方」こそが、その人の生き方を映す
本書の特徴は、収入や節約に関するテクニックではなく、“お金の使い方”に焦点を当てている点にあります。
何にお金を使い、何に使わないか。それこそが、その人の価値観を最も雄弁に語るというのです。
3. 「使わない美徳」より「納得のいく支出」を
お金を使わないことが美徳なのではなく、「使ってよかった」と思える支出を重ねることが、本当の“豊かさ”だと説きます。
そのためには、自分が何を大切にしているかを明確にする必要があるのです。
読後の感想:「お金の話なのに、心が軽くなった」
読み終えた瞬間、真っ先に湧いた感想は、「もっと気楽にお金と付き合っていいんだ」ということ。
世間にあふれる「貯金しろ」「投資しろ」「節約しろ」という声に疲れていた私は、
この本に出会って「お金を使って“自分らしく生きる”ことを恐れなくていい」と背中を押されたように感じました。
特に印象的だったのは、「人は自分の時間を減らして、お金を得ている。だから使うときには“命”を意識すべき」という一節。
日々の何気ない支出に、もっと丁寧な意識を持とうと思いました。
活用法・メリット:こんな人に読んでほしい
- 貯金に縛られすぎて疲れている人:お金への価値観がやわらかくなる
- 「稼ぐ→貯める」で思考停止している人:「使う目的」に目が向くようになる
- 本当の豊かさを考えたい人:支出から「生き方」を考えるきっかけに
- 20代・30代の若い世代:早いうちに「お金の哲学」を持つ助けになる
まとめ:お金を減らすとは、「人生を選び取る」ということ
『新版 お金の減らし方』は、「いかに稼ぐか」ではなく「どう生きたいか」からお金を見つめ直す一冊です。
多くの人が「お金に支配されている」と感じる今だからこそ、
この本の語る「使うことで自由になる」考え方は、強く、優しく心に響きます。
お金の不安から解放されたいすべての人に。
“減らす”ことが、人生の質を高めてくれるかもしれません。

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