『コンサル一年目が学ぶこと』要約と感想｜新人・就活生・中堅社員にも効く「一生モノのビジネス基礎力」

こんにちは、「知識で稼ぐ読書部屋」のちかどろです！

今回は、社会人1年目の方や仕事に自信が持てない方、キャリアを一段レベルアップさせたい方に向けての一冊をご紹介します。

その名も『コンサル一年目が学ぶこと』（大石哲之著）。本書は、外資系コンサル出身の著者が「一生使えるビジネススキル30選」を惜しみなく伝授してくれる、ビジネス基礎力の決定版ともいえる内容です。

書籍概要

結論から話す、情報を構造化する、仮説を立てて検証する。これらの思考技術は、コンサルタントに限らずすべてのビジネスパーソンに必要不可欠です。本書では、これらを実践形式で理解できるように解説しています。

報告書、メール、プレゼン資料――すべてに共通するのは「相手に伝える技術」。コンサルの現場では、誰もが“最短で、最小の手間で、最大の成果を出す”ためのテンプレート（型）を活用しています。本書はその型を余すところなく公開しています。

優先順位のつけ方、時間のブロック法、成果に直結する時間の使い方など、時間を最大限に活用する術も満載。「やるべき仕事に集中する」力がつきます。

一見冷徹に見えるコンサルタントですが、本質は「相手の立場で考える」仕事。本書では「どうすれば相手に伝わるか」「どうすればチームが動くか」に焦点を当てた“人間力”のスキルも多数紹介されています。

率直に感じたのは、「もっと早く読んでおけばよかった」という悔しさです。

本書のスキルは、派手さはないものの、どれも“今すぐ現場で使える”“周囲から信頼される”力に直結します。特に、報告・連絡・相談の「質」と「速度」が変わったことで、仕事がスムーズに進み、自分の評価も上がりました。

「仕事ができる人」には理由がある――そう実感させられる内容です。

誰にでも使える普遍的なスキルだからこそ、「一生ものの教科書」として手元に置いておきたい一冊です。

『コンサル一年目が学ぶこと』は、決して派手ではありません。

しかし、「信頼される」「成果が出る」「再現性がある」仕事の本質が詰まっています。

社会人1年目はもちろん、キャリアを重ねた今だからこそ改めて学びたい“仕事の基本”。

地味だけど確実に効く、そんな武器をあなたも手に入れてみませんか？