こんにちは、「知識で稼ぐ読書部屋」ちかどろです!
今回は、株式投資の世界で半世紀以上にわたり読み継がれてきた名著、バートン・マルキール著『ウォール街のランダム・ウォーカー』をご紹介します。
原著第13版となる本書は、テクノロジー・AI時代の投資にも対応した最新版。
投資初心者から経験者まで、「何に投資すべきか」「なぜインデックスなのか」を改めて問い直すことができる一冊です。
書籍概要
- 書名:ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理
- 著者:バートン・マルキール(Burton G. Malkiel)
- 翻訳:井手 正介
- 出版社:日経BP 日本経済新聞出版
- 発売日:2023年5月26日
- ページ数:512ページ
- ISBN:978-4296115877
要約:本書が伝える3つの核心
1. 株価は“ランダム”に動く
マルキールの最も有名な主張が、「株価の動きは予測不能なランダムウォークである」という点。
つまり、プロのアナリストでも市場を継続的に出し抜くのは難しいということを、統計的・歴史的データから示しています。
2. 個別株やアクティブファンドより、インデックス投資が合理的
個別銘柄への投資や高い手数料を取るアクティブ運用は、長期的にはインデックスファンドに勝てないというデータが満載。
「市場全体に投資し、長期保有する」というインデックス投資の優位性が繰り返し説かれます。
3. 投資の基本原則は「分散」「コスト削減」「長期目線」
AIや暗号資産などのトレンドにも触れつつも、マルキールは一貫して、「シンプルな戦略こそが最も有効」だと主張します。
本書は派手な投資法ではなく、堅実で再現性のある方法を貫いている点に大きな価値があります。
読後の感想:「市場に勝とうとすること自体がムダかもしれない」
本書を読み終えたとき、真っ先に浮かんだのは、「投資=勝負」ではなく「戦略」だということ。
短期で利益を出そうと試みては失敗してきた私にとって、「投資とは、時間と分散を味方につけるマラソン」という視点の切り替えは非常に大きな学びでした。
特に印象的だったのは、「知識のある人間ほど、インデックスを選ぶ」という実証的な指摘。
知識と自信は別物であり、冷静な判断力こそが投資において最も重要であると再確認しました。
活用法・メリット:こんな人に読んでほしい
- 投資初心者:インデックス投資の本質がわかる最良の入門書
- 短期売買に疲れた人:リスクと向き合う長期戦略への転換点に
- FIRE志向の人:資産形成の基盤となる「原理原則」が理解できる
- 金融リテラシーを上げたい人:データと理論に基づいた投資判断の軸が持てる
まとめ:投資に“必勝法”はない。でも“最善策”はある。
『ウォール街のランダム・ウォーカー』は、「地味だが、最も確かな投資戦略」を教えてくれるバイブル的存在です。
市場の未来は読めなくても、「自分の未来を守る戦略」は持てる。
本書はそんな確信と安心感を与えてくれます。
これから投資を始めたい人も、いま迷っている人も。
まずはこの本で、自分だけの投資の“軸”を手に入れてみてください。

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