【書評】年収300万円でも1億円貯められる!『33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由』から学ぶ資産形成術

書評 感想

📝要約・感想

「年収が少ないから貯金なんて無理」――そう思っている人にこそ読んでほしい一冊が、井上はじめ著『33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由』です。

著者・井上はじめ氏は、ごく一般的な手取り月収22万円、特別な投資スキルもなければ、副業で稼いだ経験もない、ごく普通のサラリーマン。しかし、そんな彼が33歳という若さで「1億円」の資産を築き上げたのです。この本では、その思考法・習慣・行動が余すことなく明かされています。


💡本書の概要と核心ポイント

  1. 収入よりも「仕組み」を整える
    • 「お金を使う前に、まず先取り貯金」
    • 「収入が増えたら生活水準を上げず、貯蓄比率を上げる」
  2. 固定費削減が貯金のカギ
    • 家賃を削減(都心から離れたコンパクトな部屋に住む)
    • 保険は最小限、通信費も格安SIMで節約
  3. 生活防衛資金の確保とシンプル投資
    • 生活費半年分を確保した後、余剰資金はインデックス投資
    • 株の銘柄選びに悩むよりも、投資信託で「長期・分散・積立」
  4. 「浪費癖」より「お金の使い方の哲学」
    • 見栄のための支出をやめ、「自分が価値を感じるもの」だけにお金を使う
    • 「人と比較しない」ことの大切さを繰り返し説いています

🔍実践に落とし込める知恵が満載

この本が特に素晴らしいのは、「再現性の高さ」。派手な副業やギャンブル的投資は一切登場せず、「誰にでもできる現実的な節約・貯金術」が中心です。

また、著者自身の試行錯誤がストレートに描かれており、読者は「自分にもできそう」と思えるはず。貯金ゼロの状態から少しずつ資産が増える様子は、読んでいて勇気がもらえます。


✍️感想:お金に悩むすべての若者に届けたい

この本を読んで感じたのは、「お金の不安」は年収の多寡ではなく、お金との向き合い方次第だということ。著者のように堅実な道を歩めば、手取り20万円台でも資産形成は十分可能。

特に若い世代や、投資を始めたいけど一歩踏み出せない人にとっては、最高の入門書になるはずです。真面目にコツコツやれば、人生は変えられる――そんなメッセージが心に刺さる一冊でした。


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