『“落ち込みやすい自分”が劇的に変わる本』要約・感想レビュー|「嫌われたかも」が口ぐせの人へ

書評 感想

こんにちは、「知識で稼ぐ読書部屋」ちかどろです!

今回ご紹介するのは、SNSでも話題になった人気カウンセラーJoeさんによる著書、『「嫌われたかも」「私がいけないんだ」「なにかと不安になる」 “落ち込みやすい自分”が劇的に変わる本』です。

つい気を使いすぎて疲れてしまう、人間関係で勝手に落ち込んでしまう…そんな「繊細すぎる自分」に悩む人にとって、心がふっと軽くなる1冊です。

書籍概要

  • 書名:「嫌われたかも」「私がいけないんだ」「なにかと不安になる」 “落ち込みやすい自分”が劇的に変わる本
  • 著者:Joe
  • 出版社:大和出版
  • 発売日:2022年1月20日
  • ページ数:189ページ
  • ISBN:978-4804763828

要約|落ち込みグセを手放す4つの視点

1. 「嫌われたかも」は思い込みの産物

人の顔色を伺いすぎて、「きっとあの人、怒ってる」「嫌われたんだ」と考えてしまう…この思考パターンの原因は、“過去の経験”や“自己肯定感の低さ”にあります。

Joeさんは、「相手の感情は相手のもの」と距離をとる思考を提案します。「私は私、相手は相手」という境界線を持つことで、自分を過剰に責めるクセから抜け出せるのです。

2. 「落ち込み」は心のサイン

本書では、「落ち込むこと」自体を悪いものとはしていません。むしろ、「今の自分にムリがある」「本音を言えていない」というサインとして受け止め、感情を無視せずに優しく向き合うことが回復の第一歩だと説きます。

3. 「否定された=自分を全否定された」は誤解

誰かに指摘されたとき、「全部ダメだと言われた」と思い込む人は要注意。本書では、「1つの行動や言葉が否定された=人格が否定された」とは限らないという見方を学べます。

「それはそれ」「私は私」と分けて考える力=認知の柔軟さが、心の余裕を生みます。

4. 「どう思われるか」より「どう生きたいか」にフォーカス

本書が伝えてくれる最大のメッセージは、「自分の人生を、自分の気持ちで生きよう」ということ。他人の目に支配されずに生きるには、自分が本当に大切にしたいものを明確にし、そこにエネルギーを注ぐ必要があります。

そのためのワークや問いかけが、随所にちりばめられています。

読後の感想|「自分責め」をやめたら、気持ちが楽になった

この本を読んで一番の変化は、自分の感情に罪悪感を持たなくなったことです。「また落ち込んでる…」と責めるのではなく、「今はそういう時なんだね」と受け入れられるようになりました。

また、「嫌われたかも」と感じた時に、すぐに相手の態度のせいにせず、「これは私の思い込みかも?」と立ち止まれるようになったのも大きな進歩です。

活用法・メリット|こんな人におすすめ

  • 人の顔色に敏感で、気疲れしやすい人
  • 落ち込むと自己否定が止まらない人
  • 「嫌われたくない」が口グセになっている人
  • 自己肯定感を高めたい人

この本は、頑張り屋で繊細な人ほど、自分をラクにできるヒントに満ちています。感情の扱い方、思考の切り替え方、人との距離の取り方など、実生活ですぐに使える内容ばかりです。

まとめ|「優しい自分」として生きるための1冊

『“落ち込みやすい自分”が劇的に変わる本』は、感情に振り回されて生きづらさを感じている人にとって、「心の取扱説明書」のような存在です。

あなたが感じている「不安」や「怖れ」は、過去の記憶から来るものかもしれません。でも、それは今のあなたにとって、もう必要ないかもしれない。

この本を読んで、自分の感情に優しく寄り添う力を育ててみませんか?
「落ち込みやすい私」は、変われます。

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