こんにちは、「知識で稼ぐ読書部屋」ちかどろです!
今回は、心がじんわり温かくなるノンフィクションエッセイ、永松茂久さんのベストセラー『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと』をご紹介します。
2021年の発売以来、「泣けた」「人との接し方が変わった」と話題となり、多くの人の心をつかんできた一冊です。
書籍概要
- 書名:喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと
- 著者:永松茂久
- 出版社:すばる舎
- 発売日:2021年6月3日
- ページ数:320ページ
- ISBN-10:4799109707
- ISBN-13:978-4799109700
要約:『喜ばれる人になりなさい』のメッセージを3つに凝縮
1. 母が息子に残した「たったひとつの言葉」
病に倒れた母が、著者・永松さんに伝えたのは、「喜ばれる人になりなさい」という一言。この言葉をきっかけに、著者の人生観・人間関係・仕事の向き合い方は大きく変わっていきます。
母の教えは単なる“いい話”に留まらず、「どうすれば人に喜ばれるか?」という問いを持ち続ける生き方そのものとなります。
2. 小さな行動が、人の心を動かす
本書では、実際に永松さんが経験したエピソードが数多く綴られます。 バスの中で席を譲ったこと、挨拶を忘れなかったこと、感謝の言葉を手紙にしたこと。 そうした一つひとつの行動が、誰かの心をあたため、その輪が広がっていく様子が描かれます。
3. 与える人になることが、結果的に自分を救う
「損得」よりも「喜ばせたい気持ち」で動くと、結果的に人生が豊かになる—— これはスピリチュアルでも綺麗事でもなく、実際に著者が経験した“人との信頼が運命を変える”プロセスとして語られます。
感想:母の言葉が、人生の軸になる
私はこの本を読みながら、自然と涙がこぼれていました。 それは、著者の境遇に対しての感動だけではなく、自分の過去の振る舞いや、大切な人への接し方を思い出させてくれたからです。
「今の自分は、人に喜ばれているだろうか?」—— この問いは、働き方にも、家庭にも、日々の会話にもつながります。
活用法・読者メリット
- 人間関係に悩んでいる人が“原点”を思い出せる
- リーダーや経営者が「信頼される人」になるヒントが得られる
- 部下・家族・友人との距離が縮まる“行動のヒント”が満載
- 自己啓発書が苦手な人にも「すっと心に入る」物語形式
まとめ:最終的に選ばれるのは「喜ばれる人」
『喜ばれる人になりなさい』は、スキルや知識ではなく、「人としての在り方」が人生を変えると教えてくれる本です。
何をするかより、誰といるか。そして、自分が“誰にとってどういう存在か”。
ビジネスにも、家庭にも、人とのつながりにも、大切なエッセンスが詰まったこの一冊。 ぜひ、大切な人と一緒に読んでほしい本です。