『最新版 個人事業主のための節税のしくみがわかる本』要約・感想|税金のモヤモヤが図解でスッキリ!
こんにちは、「知識で稼ぐ読書部屋」ちかどろです!
今回は、フリーランスや副業ワーカー、個人事業主として活動する方にとって必読の一冊をご紹介します。
それが、『最新版 ビジネス図解 個人事業主のための節税のしくみがわかる本』(髙橋智則 著)です。
「経費ってどこまでOK?」「青色申告って何が得?」「節税の仕組みが難しすぎる…」という疑問を、図解でスッキリ解消してくれる一冊です。
書籍概要
- 書名:最新版 ビジネス図解 個人事業主のための節税のしくみがわかる本(DOBOOKS)
- 著者:髙橋智則
- 出版社:同文舘出版
- 発売日:2022年1月28日
- ページ数:196ページ
- ISBN-10:4495534025
- ISBN-13:978-4495534028
要約:節税の「しくみ」と「考え方」を図でつかむ!
1.そもそも「節税」とは何か?
節税とは、「法律にのっとって正しく税負担を減らすこと」。脱税とは異なり、合法的に使える制度や特典を活用して、税金を最適化するための知識が必要です。
本書では、「節税とは、制度を知ることから始まる」という姿勢で、基礎からていねいに解説されています。
2.経費計上の判断基準が明快に!
「どこまで経費にできるの?」という疑問に対して、本書では「事業との関係性が合理的に説明できるか」という基準を提案。家事按分、交際費、通信費など、グレーゾーンの扱いも事例付きでわかりやすく解説されています。
3.青色申告は「特典の宝庫」
青色申告のメリットとして、65万円の控除、赤字の繰越、専従者給与などが詳しく紹介されています。図解によって、「なぜ青色が有利なのか」が視覚的に理解できる構成になっています。
4.「法人化」の判断タイミングもチェック
個人事業主から法人化するメリット・デメリットも丁寧に紹介。売上、利益、信用、社会保険、節税の観点から、「法人化のベストタイミング」を判断する基準が示されています。
読後の感想:税金が「仕組み」で理解できるようになった
これまで税金の話になると「なんとなく不安」「よくわからないままに処理していた」という状態だった私にとって、本書はまさに「節税の地図」のような存在でした。
特に、図解が豊富で、「節税=小手先テクニック」ではなく、制度の上に成り立つ“考え方”であることが腑に落ちました。
活用法・メリット:開業初年度〜複業中の人まで役立つ
- フリーランス・副業者・小規模事業者の節税対策が体系的に学べる
- 税理士に任せっぱなしの状態から、自分で仕組みが理解できるようになる
- 税金の“怖さ”ではなく、“味方”にするためのマインドが身につく
- 法人化や経費、扶養など、気になるポイントを網羅的にカバー
まとめ:節税は知っている人だけが得をする「しくみの知識」
税金は難しい。でも、本書は「図解+実例」でその壁を取り払ってくれます。
「知らないと損」「知っていれば得」な節税の世界を、この一冊でわかりやすく学び、実践できるようになるでしょう。
副業・フリーランス・開業準備中の方はもちろん、すでに事業をしている方にも、ぜひ手に取ってほしい一冊です!