『33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由』レビュー|要約・感想・活用法
こんにちは!ちかどろです!「知識で稼ぐ読書部屋」へようこそ。
今回は、井上はじめ著『33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由』を取り上げます。タイトルからして「本当にそんなことが可能なの?」と興味をそそられる方も多いのではないでしょうか。私自身、「普通の会社員でも1億円の資産を築けるのか?」という点が気になり、手に取ってみました。結論から言うと、「再現性が高く、着実に資産形成を進めるための具体的なヒント」に満ちた一冊でした。
書籍概要
- 書名:33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由
- 著者:井上はじめ
- 出版社:新潮社
- 発売日:2020年3月25日
- ページ数:224ページ
- ISBN-10:4103532815
- ISBN-13:978-4103532811
- 寸法:18.8 x 12.7 x 1.7 cm
著者の井上はじめ氏は、ごく一般的な給与水準の会社員でありながら、節約や投資の工夫をこつこつと積み上げ、1億円の資産を築き上げた実績を持つ人物です。本書は、その過程で実践した「お金を増やす思考と行動」を、初心者にも分かりやすい形でまとめた内容になっています。
要約:資産1億円を築くための4つの視点
1.「収入の天井」を気にしすぎない
手取り22万円というと、それほど高い給与とは言えません。しかし著者は、給与が少ないからこそ「資産形成は不可能」という思い込みを捨てることが第一歩だと説きます。大事なのは「自分の収入の範囲でどう貯め、どう増やすか」に目を向けること。収入が多くなくても、お金を増やす道はあるのです。
2.徹底的に固定費を下げる
著者がまず取り組んだのは、「生活コストの根幹」を洗い出し、そこから無駄を削る作業でした。家賃、スマホの通信費、保険料など、毎月必ず出ていく費用を抑えることで、「使えるお金=投資に回せるお金」を確保します。固定費を削減するのは一度やってしまえば効果が継続しやすいため、家計改善の強力な武器となります。
3.投資はインデックス投資を中心に、コツコツと長期で
本書では、投資初心者向けに「インデックス投資」の優位性が語られています。特に、積立NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用しながら、淡々と投資を継続することで複利の力を最大化させる手法が紹介されています。著者自身も、地道な積み立てを続けることで大きく資産を伸ばしたそうです。
4.「人生における優先順位」を定める
資産を増やすには、「何にお金をかけるか」「どこを我慢するか」を見極める必要があります。本書のポイントは、我慢ばかりの“節約”を推奨しているわけではないこと。著者は「ストレスなく続けるために、快適さややりたいことは予算内で楽しむ」バランス感覚を重視しています。そのうえで、無駄だと感じる支出は潔く削る。ここが「楽しく貯める・増やす」ためのコツといえそうです。
読後の感想:誰でも再現しやすい「普通の人向けのお金の増やし方」
書名を見たときは「1億円」はどこか非現実的に思えましたが、読み進めるうちに「やるべきことは案外シンプルなんだ」と納得できました。例えば下記のような感想を抱きました。
- 手取りが少ないから投資は無理、という考え方を捨てられる
- 毎月の固定費を削るだけでも、意外と数万円の捻出が可能
- 投資のハードルが下がる仕組み(積立NISAなど)が充実している今こそチャンス
- 「楽しむための支出」は確保し、モチベーションを維持する大切さ
著者自身が派手な投資テクニックを使っているわけではなく、あくまでコツコツの積み重ねによって資産を築いた点に大きな共感を覚えました。大切なのは「続けること、仕組み化すること」。これは、投資のみならず仕事やスキル習得にも通じる普遍的な真理だと感じました。
活用法・メリット:明日から始められる5つのポイント
- 家計簿アプリを導入する:まずは支出の全体像を把握。固定費の見直しポイントを発見しやすくなります。
- スマホを格安SIMに変える:通信費の削減は月額数千円単位で効果が出るため、投資の軍資金を生み出せる大きなメリットがあります。
- 生活レベルを急激に上げない:昇給やボーナスがあっても生活水準はできるだけそのままを維持。余剰分を投資に回す習慣を定着させましょう。
- 積立NISA・iDeCoを始める:少額であってもまずはスタート。投資を習慣化し、税制優遇をフル活用することで長期的にリターンを最大化。
- 「必要」か「欲しい」かを常に問いかける:「今の自分にとって本当に必要なのか」を考え、衝動買いを減らす。ここでの意識が資産形成のスピードを左右します。
まとめ:普通の人でも1億円は実現可能。そのための行動を今こそ始めよう
「手取りが少ない」「投資は怖い」「節約はつらい」――そう思っていた私にとって、本書は固定観念を覆す良いきっかけとなりました。著者が強調するのは「無理なく続けるための仕組みづくり」と「お金の優先順位を決めること」。特別なスキルや莫大な初期資金がなくても、少しずつ取り組めば将来的には大きな資産を築き上げることができるというメッセージに、希望を感じます。
この本は、単なる「節約術」や「投資ハウツー」だけにとどまらず、人生全般における「思考の整理術」としても学ぶところが多いと感じました。お金の悩みを少しでも減らし、将来にわたって安定した基盤を築きたい方は、ぜひ手に取ってみてください。

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