夢と金──夢を追うことは、お金とどう向き合うか

書評 感想

【著者】
西野亮廣(キングコング)

【要約&感想】夢を叶えるために、お金の正体と向き合おう

「夢か、お金か」──そんな二項対立に苦しんでいる人にこそ読んでほしいのが本書『夢と金』です。著者はお笑い芸人でありながら、絵本作家・映画監督・ビジネスプロデューサーなど多岐にわたって活躍する西野亮廣さん。彼は夢を叶えるには「お金のことを真剣に学ぶべきだ」と、真っ向から訴えます。

■本書の概要

西野氏は「夢とお金は対立しない」というスタンスのもと、夢を叶えるためにはお金が必要であり、お金を遠ざけていては何も始まらないと説きます。

特に本書では以下の3つのテーマが印象的です。

  1. 「お金は信用の器」
    現代社会においてお金は「信用」を数値化したものであり、信用が集まればお金も集まる。つまり、「自分を信じてもらえるかどうか」が大事だという話。
  2. クラウドファンディングの可能性
    お金がないことを理由に夢を諦めるのではなく、「共感」という武器で支援を集める方法を解説。著者自身の実例が多く、再現性も高い。
  3. 「夢で飯を食う」覚悟と行動
    好きなことで生きていくには、圧倒的な努力・行動・仕組み作りが必要。夢を現実化するには、戦略もビジネス感覚も不可欠である。

■読後の感想

「お金は汚い」「夢は清い」という思い込みを壊されました。お金を正しく扱うことは、自分の夢に責任を持つこと。西野さんの発言には賛否ありますが、「口だけではなく、実行してきた人の言葉」の重みがあります。

本書を読むことで、「お金=敵」という意識が変わり、むしろ「お金を味方に付ける」ことが夢への最短距離だと気づかされました。

■こんな人におすすめ

  • 自分の夢を実現したいけど、お金の話になると苦手意識がある人
  • 副業や独立に興味があるけど、一歩踏み出せない人
  • 「クラファンに挑戦してみたい」と思っている人
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